「あくどい」は悪ではなく灰汁

あくどいという表現を耳にすることがあります。
それを実際に文字にしようと思うと、あくは悪なのかと疑問に思ってしまいました。

あくどいという表現からは悪そうな印象を受けてしまいます。
実際に悪いという意味で用いられているケースも見受けられています。

しかし悪ではなくて灰汁が正しいのです。

灰汁は嫌な味わいで美味しくない成分ですし邪魔な存在ですよね。
あくどいの灰汁も同様に嫌な感じという意味もありますし、どぎついという意味もあります。
それよりもよく使われる意味合いが、たちの悪さでしょう。

ここで悪が出てきました。
これなら灰汁ではなくて悪だと思ってしまうのも仕方ないのかもしれませんね。

そして誤解する人が多かったのでしょう。
「悪どい」は「あくどい」の通俗的な表現とされ、「あくどい」の誤記とされながらも使われるようになりました。

ついに「悪どい」でも意味が確立されてしまったのです。

しかし「あくどい」と「悪どい」では意味合いが少し違います。

「悪どい」の場合は卑劣な手口の場合に使われています。
より直接的な悪に対して用いられているようです。

「悪どい」は「あくどい」を語源とする新しい言葉として考えたほうがいいかもしれませんね。
それでも誤記による影響が大きかったことは忘れないようにしましょう。

知っていて使うのと知らずに使うのでは大違いです。

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